CAオサスナ_活動記録

Osasuna, suna, Osasuna

CAオサスナ21-22前半戦(?)振り返り②MF・FW編

半年前の試合内容ちゃんと覚えてる奴いる?いねえよなあ!!?(死)

 

(以下の内容は第28節終了時点の振り返りです。前半戦振り返りなどなかった、いいね?)


MF


24 Lucas Torró ルーカス・トロ

中盤の皇帝ルーカス・トロ、今シーズンは怪我がかなり少なくなって活躍しっぱなしである。オサスナ唯一のアンカーとして特に言う事のない活躍をしていて最高なのだが、敢えて指摘するならこの人にゴールが生まれた事だろうか。基本的にトロはゴール前まで上がってもシュートが全く枠に入らない人種なのだが、今シーズン前半戦では綺麗なボレーで得点もゲット。指摘というか褒めているだけなのだが、つまりこいつは最高なのだ。


7 Jon Moncayola ジョン・モンカジョラ

オサスナの中盤を彷徨う亡霊。東京五輪スペイン代表(いちおう2020年のほう)。たまにパス回しを先導したがったり、ゴール前までドリブルで特攻したり、ミドル撃ったりした時に存在が確認できる。点は取れるがポジショニングは壊滅的。インサイドハーフという名の劇薬。色んな意味でスケールが大きいが対人守備はそれほど強くなく、なんかもうよくわからん。サッカーIQは低そう。

五輪代表にいた時はパス回しに参加できず、ネガトラ時のフィルター役にもなれず、呼んだ意味が全くよくわからなかった。ぶっちゃけ五輪代表に呼ばれてからより一層下手になったような気がする(変に中盤でボール捌きたがったりとか)が、定かではない。全部デ・ラ・フエンテのせいにしたいな……。確実にアラサテのせいなんだが……。


28 Javi Martínez ハビ・マルティネス

上のやつと対照的で死ぬほどサッカーがうまいのだがアラサテにしっかり干された。左インサイドがベストポジションのはず(私見)なのだが今シーズンも右サイドハーフで使い倒される。

敵を引きつけてパス出したりターンで相手を剥がすのはできるのだが縦へのドリブルが無いので右サイドではつまってしまうのだが、左インサイドなら持ち前のプレービジョンとクイックネスを活かして攻守両面でゲームを支配できる。右足アウトで押し出すドリブルでの運びとスルーパスが最高である。

あとはもうちょっと体幹の真下くらいでボールを扱って、右足と左足をどちらでもボールを触れる状況を作り続けられれば神になれるはず。パチ・プニャル以来の神童として期待は大きい。でもスタミナが60分くらいで切れてそうなのは懸念。

 


8 Darco Brasabac ダルコ・ブラサナク

 


トランジションの申し子。Mr.ハイインテンシティ。相手ゴールライン上のイニエスタ

守備が上手いのはハビマルと同じだが、ハビマルがポジショニングで相手の選択肢を潰しながら判断を誘導する「読みで勝つ」

タイプなのに対し、この人は「間合いを潰して奪う」タイプ。まずぶつかりに行く。そのタイミングが結構よいので奪えてしまうのだなあ。

中盤でボール持って何かが出来るタイプでは無いのが玉に瑕。後半戦では出番をハビマルに奪われつつある。今後どうする!?


21 Inigo Pérez イニゴ・ペレス

 

ペンチを暖める賢人。今シーズンはサイドハーフサイドバックに駆り出される事も無く、単純に出番が無くなっている。出たら出たで直接FK決めてるし、中盤でボール持ってチームをコントロール出来るのでとても良いのだが、中盤はインテンシティ最優先のアラサテに干されまくっている。ハビマルと仲が良さそうだし、上手い人同士で良い影響を与えて欲しいので、出来ればずっといてほしいが……。


6 Oier Sanjurjo オイエル・サンフルホ


干されたキャプテン。終盤で投入され、それっぽいチャンスを生み出す達人。干されすぎてキャプテンなのに今後の契約をメディアに心配されている。まあブラサナクを5倍は尖らせたようなBox to Boxなので後進が育ってきた分使い途が……。でもまだ余裕で90分間走れそうではある。


WGウイング・サイドアタッカー(サイドハーフ)


11 Kike Barja キケ・バルハ


干された生え抜きシリーズの中でも今後最も実力に見合わない扱いを受けそうなドリブラー

オサスナで唯一、大外で対面のDFをドリブルで突破できるウイングなのだが、後半戦に近づくにつれめっきり使われなくなった。

わりと攻撃の貢献度ではめちゃくちゃなアビラが右サイドで好んで使われているのは、アラサテがサイドアタッカーにドリブル突破よりもスピード溢れる上下動を求めているからだろうか(キケ・バルハは短距離のステップは異常に歩幅が大きく速いがスプリントは速くない)。どんだけインテンシティの求道者やってんねん……。


14 Ruben Garcia ルベン・ガルシア


点が取れなくなったジョーカーは、ドリブル突破が無い分ピーキーな左サイドバックのお守りというか、ほとんど左ウイングバックというか、偽サイドハーフという名の変態ヒールパスおじさんでしかないのである。それでもボールキープと空中戦とクロスで戦えるためオサスナでは常に左サイドハーフのスタメンを維持しているのだが、それだけじゃ今後つらいよなーと思いつつ前半戦で決定機を外し続けるルベン・ガルシアを眺めていた。でもまあ後半戦では待望の得点が取れたのでそこそこ安心。あれはいいミドルでしたね。


10 Roberto Torres ロベルト・トーレス

 

干された生え抜きシリーズ。とうとう出番がもらえなくなってしまった移動砲台。出たら出たでやっぱり上手いしキックは最高なのでまだ全然やれそうではある。頑張れウチのワンクラブ・マン……!。


33 Iker Benito イケル・ベニート

 

前半戦では特に出番は無かったが、後半戦に入ると出番が貰えるようになってきて、遂にトップチームで先輩キケ・バルハを抑えてスタメンデビュー。足が速くてドリブル突破に期待が持て、バルサ相手にもなんとかやれそうな雰囲気は見せていた。問題は守備のスペース管理と「本当に攻撃で使い物になるのか?」という点で、実際プロメサス(Bチーム)の監督にも「最後ゴール前でのプレーがお粗末」と言われているし、ここからが正念場である。4部の試合では雰囲気が1人だけ明らかに異質な感じを出していたので期待はできる。


FW


9 Luis Ezequiel “Chimy” Ávila ルイス・エセキエル・"チミー"・アビラ


相手を背負ってキープが出来なくなり、空中戦は弱く、前線でボールを収めるポスト仕事が全く出来なくなってしまったかつてのエース。ピッチ中央でプレーする技術も無いため前半戦では遂に右サイドハーフに回されてしまったが、もともと守備で走り続けることを厭わない選手なので上下動での貢献度はすさまじい。でもボール持ったらすぐチャンスを作ろうとしすぎてボールを簡単に失う事がしばしば。それでも得点感覚は失わず、28節現在では4ゴールを記録しチーム内得点ランキング同率2位(もう1人はダビガル)。


大怪我を引き起こす原因にもなったポストプレーという呪縛から解放され、ドリブル突破も会得しそうな片鱗を見せるアビラ。不死鳥は再び翼を得たか。


18 Kike Garcia キケ・ガルシア


今シーズン最強の補強。ロングボール全部競り勝つマン。それでいて28節現在、5ゴールでチーム内得点王。我らが王よ……。


最初の方では左サイドで起用され、マンジュキッチでもやらされるのかと思ったが早々に見られなくなり、ワントップや2トップの一角で完全にスタメン定着。


かと思いきや途中ブディミルに何試合かスタメンを奪われていたが、そのブディミルが空中戦もポストプレーも得点もできず微妙な感じになっており、27節から再びスタメンに返り咲いている。

まあそもそもFWにポストプレーとかロングボールに競り勝つとかが求められるのはオサスナのビルドアップが死ぬほど下手なせいだが、まあ出来ないものは出来ないのでしょうがない。とはいえ、キケガルがいない試合など考えたくもない。


17 Ante Budimir アンテ・ブディミル


800万ユーロの3回分割マン、そこそこ使われてるにも関わらず得点数は28節時点でたったの2。センターバックより少ない。上でちょろっと書いたが、得点以外の仕事も本当に出来ていない。守備でも動きが遅いし……。


20 Ivan Barbero イバン・バルベーロ

干された生え抜きシリーズFW編。大型で、ブディミルよりは色々できそうだが、実際にできるところはそれほど見られていない。ブディミルの去就次第では出ていくかもしれないが、そうなったらファンは怒るだろうな……。勿論ワシも怒るぞい。

 


オサスナを去った人々

(レンタル、終了後にフリー移籍)

Jaume Grauジャウメ・グラウ

MFとしての技術は間違いなくあったが、線が細く、それでいてプレーも直線的過ぎた(ような気がする)が、そんなに出てないので評価は定かではない。でも多分ハビマルみたいにゲームを支配できるプレースタイルでは未だなく、プレーはピーキーである。サラゴサにフリーで移籍はやむなしか。


(レンタル)

Rober Ibáñezロベル・イバニェス

ドリプンテ師匠、全く使われず。面白そうだからちょっと使ってみて欲しかったな。ドリブルだけは死ぬほどすごいので……。

 

(レンタル終了)

Javi Ontiverosハビ・オンティべロス

ウイングだと思ってたらトップ下だった。でも攻撃でそれほど違いを生み出さないので非常に微妙である。せめて縦へのドリブル突破か筋肉があればな〜。