CAオサスナ21-22前半戦振り返り①GK・DF編
前半戦最初の神がかった連勝で一時は2位に浮上(!!)したものの、その後ちゃんと連敗を繰り返していつもの位置に収まりました。
でもその「いつもの位置」が降格圏とかその辺スレスレじゃないだけ幸せだろ……?なあ、おい……何とか言ってくれよ……。
オサスナ公式サイト
Plantilla Club Atlético Osasuna | CA Osasuna - Web Oficial
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CA Osasuna - Detailed squad 21/22 | Transfermarkt
GK
1 Sergio Herrera セルヒオ・エレーラ
グラナダ戦とかでクソみたいな失点を喫するなど、未だにやらかし癖が治らないスーパーマン型GK。一回ルベン・マルティネスを呼んで喝を入れてもらって欲しい。
やらかしが無い時はPK止めたり、スーパーセーブ連発してオサスナのクソサッカーを支えているチームMVP級の救世主と言っても過言では無い。あとはやらかしさえ無ければ……。がしかし三つ子の魂百までという言葉があるようにその辺は期待が持てないので、とにかく今いるうちは有り難がっておきましょう。南無。
13 Juan Pérez ファン・ペレス
試合に出ればスーパーセーブも見せるし、足元もうまいんだけど、全体的になんか足りない生え抜きの第2GK。パンチングが飛ばずにピンチになったりとか。そろそろ良い歳になってきたのだが、そろそろプリメーラ主力級の安定感が欲しいものである……。
36Darío Ramos ダリオ・ラモス
基本はプロメサス(Bチーム)でやってる人、最近トップチームの試合メンバーに入るようになった。なお、トップチームの試合はほぼ出てない。最近は怪我したのか招集すらもされていない。
DF
CBセンターバック
5 David Garcia ダビド・ガルシア
オサスナで最もスペイン代表に近い男、人呼んでディフェンディング大明神(誰も呼んでない)。前半戦でもリーガのどんなFW大体抑えてしまっていたので、何でまだオサスナにいるのかさっぱりわからない。
両足のフィードは正確で、カバーリングをすれば余裕すら見えるほど安全に防ぎきり、空中戦は無敵で、スピードでもそれほど走り負けしない。もしスペイン代表にラポルトとパウ・トーレスがいなけりゃレギュラーで試合に出続けていても何の不思議もないのに呼ばれすらしない。エリック・ガルシアより評価が低いだと……!?
ルイス・エンリケはDFもスペイン代表のパスワークについていけるがどうかで選んでいる節があるので、パスワークもへったくれもないオサスナでプレーしているダビガルにその辺の適性を見出していないのが問題なのではないか。守備能力では負けないはずなのに……ぐぬぬ……。
どんなにアラサテのサッカーがクソで、どれだけ策が嵌まらなくてもこの人がいれば降格する気はありませんが、そんな選手がいて上位争いを望めないのは逆に悲しいばかりである。
3 Juan Cruz ファン・クルス
コテ獲った!マヌも戻ってきた!あれ?ファン・クルスの居場所は!?とうとう放出候補に……!?
なりませんでしたね。セグンダで鬼のようにアシストを重ねた名選手は、人員が溢れた左サイドバックからついにセンターバックにコンバート。殆どやった事ないはずなのに大丈夫か!?と思いきや、3バックの左どころかウナイ・ガルシアやアリダネを抑え4バックの左CBのスタメンに定着してしまった。
サイドバックの位置ではキープ力とパス能力の無さで虚無しか生まなかったが、センターバックの位置に下がると急に誰よりも頼れるボールプレイングCBへと変貌。やたらパスを通すし、ドリブルで持ち上がっても全く奪われない安心さ。もちろん守備でも異常に強い空中戦、サイドバックとしてのスピードが◎。フィジカルも強い。たまにCBとしての守備のセオリーが欠如したプレーを見せる度に、「あと5年早くセンターバックをやっていればもっと上にいけたのではないか?」とプリメーラ諸クラブのSDの見る目のなさに憤りを抑えきれませんね。
顔もイケメンで非の打ち所がないオサスナのパオロ・マルディーニ、オサスナ唯一の左利きセンターバックとして、このまま看板選手になってくれると良いですね。がんばれ!
4 Unai Garcia ウナイ・ガルシア
特に問題があったわけではないが、ファン・クルスが良すぎたためにベンチへ移動。地上戦の守備技術は最強なのだが、たぶんフィジカルとスピードがファン・クルスに劣ってるからだと思う。
出たら出たで死ぬほどうまい組み立てとボールキープが見られるので、出来れば毎試合見たいところではある。
23 Aridane Hernández アリダネ・エルナンデス
俺たちのアフロ、今シーズンは怪我に泣かされる。
バレンシアのボルダラスがめっちゃ獲得を熱望していたらしいが、結局お流れ。
トレードマークのアフロもラマーリョに微妙にパクられ、存在意義を失いかけている。復帰が待たれる。
31 Unai Dufurウナイ・デュフォル
プロメサス(Bチーム)からの動員。ボールプレーは期待が持てるが、動きが結構めちゃくちゃなのでとても微妙。成長してほしい。
SBサイドバック
2 Nacho Vidal ナチョ・ビダル
いつも通り天才的にうまかったナチョ・ビダル。でもオープンスペースの走り合いに弱いので、もしかしたら今後ラマーリョにポジションを奪われるかも?どうなんでしょうか……。
32 Jesus Areso ヘスス・アレソ
フィジカルとスピードだけが友達の未完成系右サイドバック。怪我で長期離脱中。その間にラマーリョが台頭して序列が3番目くらいになりそう。
今のところは技術的に優れている部分が他の2人に比べてそれほど無いので、どんな風に勝負するのか楽しみ。とりあえずは元気に戻ってきてほしいものですね。
15 Jonás Ramalho ホナス・ラマーリョ
前半戦は特に何もしていないので本来は言う事がないのだが、後半戦のセビージャ戦で急に覚醒。とてもビビった。
これまでは右サイドバックで出ようがセンターバックで出ようが「いて欲しい時にいて欲しい場所に必ずいない」「守備が異常に軽い」「攻め上がっても脅威がナチョ・ビダル程は無い」と良いところが殆どなかった(どっかでロベルト・トーレスと右サイド組んだ時だけはやたらコンビネーションが良かった)。
しかしセビージャ戦で右サイドバックとして起用されると、基本的にDFラインの位置から上がらず「いて欲しい時に必ずいる」ポジショニングを貫徹。ドリブルは止め、パスはカットし、空中戦でも弾き飛ばし、走り合いにも全く引けを取らない。どこのカイル・ウォーカーだよ。
組み立てもスムーズで、味方に充分なスペースを与えた上で綺麗なパスをつける。相手がミスしたロングパスをワンタッチで華麗にコントロールし次のプレーに繋げるなど、技術的にも素晴らしかった。
もともとフィジカルの強さとスピードには定評があったはずなので、今は本来のポテンシャルを発揮しているだけとも言えるが、これまで誰も矯正できなかったのは恐ろしい。出会いは大事ですね……。
アラサテ再生工場、21-22冬の新作。是非お試しあれ。
39 Manu Sánchez マヌ・サンチェス
マーヌマーヌマヌ、オサスナの子。だよな?な?な?
みんな大好きマヌ・サンチェス、今シーズンもオサスナの左サイドバックで1番良い。良すぎてたまにサイドハーフもやらされる。やめろ!
守備時にわけわからん場所にいる事が少なくなってきたが、ちゃんと左サイドを守っている事で逆にスピード勝負についていけない場面が見られる回数は増えている。まあ、死ぬほどうまいからいっか……(親バカ)。
後半戦もルベン・ガルシアとかと楽しく相手の左サイドを破壊して欲しい。
16 Jose Angel “Cote” ホセ・アンヘル・"コテ"
右足全く使えないマン。やたらすごいロングシュートのゴラッソやアーリークロスでのアシストを一つずつ見せた後は特にどうということも無かった。左サイドの後ろの方でボール持った時に左足を切られるとキーパーに下げるしか無いので、そういう時はコテにパスを出さないであげてほしい。お兄さんとの約束だぞ。